土屋琴江さん&いなりちゃん
愛知県
いつもの散歩はご自宅の周りか池や公園が多い土屋さんといなりちゃん。いなりちゃんは保護犬で柴犬が70%という柴犬系雑種。
土屋さんはリエゾンという団体で動物愛護啓発活動をされています。
いなりちゃんはお外の散歩ではとても緊張してしまうそうなので、お散歩中に楽しむというよりも、散歩自体を楽しんでもらいたいとの思いで、散歩に行く前や帰宅後におやつや山羊ミルクなどのご褒美をあげて、お散歩が楽しくなるよう社会化しているそうです。

ご自身が思う犬を飼う上でのマナーとはなんでしょうか?

他の方に迷惑をかけない

マナー!? そうですね、当たり前のことだけど、人に迷惑をかけないってことですよね、具体的には・・・と考え込んでしまった土屋さん。

あまりにも当たり前に自然に行なっているので、あらためて「マナー」と聞かれて考えてしまったのだと思います。
毎月インタビューをさせていただいて思うのですが、他人に迷惑をかけないというスタンスで日々生活している方たちにとって、あまりにも当たり前の質問をしてしまっているようで、質問されると一瞬考え込んでしまい、逆に申し訳なく感じてしまいます。

土屋さんにとっては、愛犬いなりちゃんの人や人社会への慣れに関して常に負担にならないよう考えて散歩に出られていると思うので、人側のマナーの悪さも気になってしまっているかもしれませんね。
インタビューをさせていただいていると、私自身愛犬ふくるとの散歩で社会化を進めるにあたり数々の悔しい思いや悲しい思いをしたことが蘇ってきました。

ですが、自身がそういう思いをしてきたからこそ、他の方がどんな時に嫌な思いをするかということもわかると思うんです。
そういった思いがあっての、他人に迷惑をかけない、という配慮はとても行き届いたものなのだろうな・・・と想像できました。

散歩中に残念に思うことありますか?

連れて歩いているだけで「おしっこさせんといて」と言われたり
突然近寄ってきて触ってきたり
放置うんちはどこにでもあるし
公園内ではあたりまえのようにブラッシングをしていて
犬が立ち入り禁止の公園が多い

この活動を通してどんな地域になってほしいですか?

立ち入り禁止場所が少なくなり犬と共存できる社会になってほしい


第5回目の「今月のマナわん」は雑種犬のいなりちゃんでした。
土屋さん、インタビューのご協力ありがとうございました。
実は1年前と今回でお会いするのは2回目だったのですが、いなりちゃんの落ち着き方が全く違っていまして。この1年間ですごい成長を遂げたのを感じました。
ここまで変化があるのは土屋さんといなりちゃんが良い関係を保てているからなんでしょうね。
またお会いできますこと楽しみにしております。