飯島美智さん&やまとくん
神奈川県
いつもの散歩は近所の住宅街や河川敷
やまとくんはミニチュアシュナウザー6歳
お母さんとのお散歩が大好き
常に人と一緒に歩くことを意識して手を繋ぐ人のペースで歩いてくれるおさんぽ上手なマナわんさん

ご自身が思う犬を飼う上でのマナーとはなんでしょうか?

他人に迷惑をかけない

飯島さんはやまとくんをお迎えした時ご近所さんに挨拶をしてまわったそうです。
目的は犬を飼ったことを伝えること、実際にやまとくんを見てもらいご自身とやまとくんを認識してもらうことだったそうです。

それはやまとくんにとっても社会化になる、とても良い行動ですよね。

犬っていう存在自体が苦手と思う方もいることを知っていたからこそ、周りの方に迷惑をかけないよう、そしてやまとくんを守るためとしても、先に挨拶をしてまわる、という行動になったのでしょう。

インタビューをさせていただいて、このお話を伺った時、これは見習うべき行動だなと感じました。
なかなかここまで気を配れる方はいないと思います。

挨拶をしただけではなく、飯島さんは家の中ではやまとくんが吠えることの対応として「窓は閉める」を意識しているそう。

犬が吠えることは当たり前の行動だし、吠える理由はきちんとあります。
が吠えるまでの行動をしなくとも、飼い主がその気持ちを汲んであげられれば、過剰な吠えには繋がりませんよね。
その対応があってこその、窓閉めという気配りですね。
窓を閉めていれば、延々と吠えさせていいと考えているわけではありません。

また、おさんぽでは、人とすれ違う時にリードは短く持つ、うんちは拾うを徹底しているそうです。

飯島さんは、放置うんちを見つけた時も片付けて歩いてくれているそうです。

散歩中に残念に思うことありますか?

河川敷を歩いている飼い主がリードを長くして犬に草むらを歩かせながら排泄をしても降りて拾おうとも水をかけようともしないこと

この川というのは鶴見川だそうです。飼い主は河川敷の歩道を歩きながら犬だけ降りて草むらの中を歩いているという状況なのですね。
残念なことに容易に想像がついてしまいました。斜面になっている草むらは誰も通らないから・・・という感覚なのかもしれませんね。
ですが、香害という言葉もありますからね。河川敷を散歩している方は犬飼だけではないです。むしろ犬を飼っていない方の方が多いはず。
気持ちよく散歩しているのに、臭かったら・・・残念な気持ちになりますよね。

住宅街でペット可の綺麗なマンションの周りに必ず同じうんちが放置されていること

そこのマンションはとても管理が行き届いた綺麗なマンションだそうですが、きっと住民じゃない犬飼さんが愛犬のうんちを放置しているのでしょう。そりゃそうですよね、自分の住むマンションの目の前にうんち放置していく人はいないだろうし、犬自身も自分の家の前でうんちをしようとは思わないものです。
飯島さんが通って気づいたときは拾っているそうですが、そのマンションの管理人さんもいつも片付けをしているのではないかと思われますね。人様の家の壁や花壇や敷地内にマーキングしても、なんとも思わない方も実際にいますよね。
ですが、された方の気持ちになって考えてみると、どういう事か・・・わかるのではないでしょうか。

公道での散歩でのフレキシブルリードの使用が多いこと

普通の道路でのフレキシブルリード(長くなる)を使っている人が多くて危なくてハラハラするそうです。
道路では2メートル以上のリードは禁止されている自治体も多いです。2メートル以上はロングリードの扱いになります。
飯島さんのように歩行者がいる時はリードを短くする、という気配りは周りの人を安心させてくれます。逆にフレキシブルリードで犬を自由に歩かせている方がいたら、犬の苦手な方にとっては怖すぎてすれ違いなどできなくなるでしょう。車が通る時も本当に危ないですし、他の人や犬を怪我させてしまうことだってありますよね。

この活動を通してどんな地域になってほしいですか?

全体的にみたら住んでいる地域はマナーが良い方なのじゃないかと思います。
放置うんちも拾わない日もあります。多い時では5・6個のうんちを拾うときもあります。うんちを拾う確率の高い通称「うんちロード」もあります。舗装されていない駐車場わきとかに多いです。
でも人の目がある時はみなさん拾っていると思われます。
人の目がある時にマナーに気をつけられるのであれば、誰にも見られていなくても気をつけることができるようになればいいですね

確かにこれまで神奈川県でパックウォークをしたのは、横浜市三ツ池公園・横須賀市観音崎公園・川崎市東高根森林公園。
どの公園も緑が多くて広いしとても綺麗だった印象があります。
管理された公園内を散歩しながら啓発活動を行なっているので、遭遇する確率は少ないとは思いますが、やはり人目というのがかなり重要なポイントになっているような気がします。

今月のマナわん やまとくん

第一回目の「今月のマナわん」はミニチュアシュナウザーのやまとくんでした。飯島さん、インタビューのご協力ありがとうございました!
とても素敵なエピソードも聞くことができました。
犬を飼った時の挨拶回り。これもマナーとして浸透していくといいなと思いました。