小倉夏美さん&ひめこちゃん&サランちゃん
大阪府
いつもの散歩は遊歩道や住宅街、公園
ひめこちゃん(右)は推定3歳
チャチャっと歩いて猫や獣臭を感じると念入りに確認したい派
サランちゃん(左)は推定4歳
ゆっくりと匂い嗅ぎを楽しみたい派
小倉さんが2頭を連れて散歩をするとそれぞれのニーズから縦一列になって歩くのだそう
早く歩きたいひめこちゃん→2頭のリードをもつ小倉さん→ゆっくり匂いを嗅ぐサランちゃんとなるわけですね笑

ご自身が思う犬を飼う上でのマナーとはなんでしょうか?

人に迷惑をかけない

無駄に吠えさせないように気をつけている小倉さん。

ここで無駄吠えという言い方をなさらなかったのが素敵だなと思いました。犬は意味があって吠えるので無駄吠えというとちょっとニュアンスが変わってきてしまいますからね。

来客やピンポンで吠えてしまうので、あまり興奮して長吠えさせないようにご自宅にはベビーゲートなどをつけて犬たちから来客が見えないようにしてるそうです。

また、散歩中にもむやみに人に近づかないよう気をつけているそうです。

人が好きな犬も、警戒してしまう犬も、すれ違う人で気になった人がいたらその人の匂いを嗅いで確認したくなるものです。
ですが、犬が苦手な人もいるので勝手に近づかないよう配慮しているのですね。
相手の方がご高齢だった場合、近寄っていって驚かせてしまい怪我をさせてしまうことも起こりかねませんからね。

この配慮は大きな犬を飼われている方には多いかなと思っています。
小型犬だとついつい・・・自由に近寄らせてしまう方もいらっしゃると思いますので、このマナーはぜひとも犬の大きさに関わらず浸透していってほしいですね。

散歩中の排泄物やご自宅トイレのシーツなどはベランダに蓋付きのゴミ箱に片付けているそうですが、そこからも臭いがもれないよう袋を2重3重にしているそうです。

臭いの香害は実はご近所さんからのクレームの中でも上位ランクです。うんちを放置せず持ち帰ればいいというわけではなく、持ち帰ってからの処理も気をつけていかなければならないポイントですね。

洗濯物につく毛にも気を遣っている小倉さん。
洗う前にコロコロしたり、干す時しまう時に毛が飛ばないよう気をつけているそうです。

今回インタビューさせていただきながら、自分も気をつけなくてはと強く思いました。

3回目となるマナわんのインタビュー。三者三様みなさんマナーには気を遣ってらっしゃって、住んでいる地域性がとても大きいと感じています。
洗濯物の毛に関してはぽつんと一軒家の場合は気にしない方の方が普通かもしれません。
住宅街の一角に住んでいる場合、やはり気になりますよね。
自分の感覚がその地域の中で浮いていないか・・・というところもマナーを考える上では大切なのかもしれませんね。

散歩中に残念に思うことありますか?

住宅街では放置うんちが多く「犬の糞尿禁止」というプレートを掲げている家が多いこと

そのプレートは自治体から配布されるものなのかもしれませんね。だとするとかなり自治体に寄せられるクレームも多いということですね。
そんなプレートの真下に普通にうんちを放置していく飼い主がいるそうです。おしっこも水を流していないようです。
これはとても残念なことですよね。

遊歩道では時間帯により犬が集まって通行の邪魔をしていること

小型犬の飼い主たちが散歩中に集まって道で立ち話をしている。そんな光景はみなさん想像つきやすいかなとも思います。
そこで飼い主同士が立ち話をしているとき、犬は通りすがりの人に吠える。噛み付くこともあるそうです。(実際に小倉さんも噛まれたことがあるそう・・・)ごめんなさい、と言えば済む問題ではないと思うのですが、朝はそんな状態が多いそうで、そこの道を通る人が避けて歩くという事態になっているそうです。
これでは、犬が嫌われるように仕向けているととれますよね。

この活動を通してどんな地域になってほしいですか?

犬が嫌いな人でも不快に思わないようにしていきたいです。
ノーリードはあまり見かけないけど、犬が入れない公園が多く、知らずに散歩していたら「犬いれないで」と声をかけられたことがあります。犬を飼っているおじいさんで親切に教えてくれました。以後その公園には入ってません。
飼い主の意識が変えて犬が散歩できる公園を増やしていきたいです。

ノーリードはあまりみかけないのに犬禁止の公園が多いということは、公園内に放置うんちが多いから・・・なのかもしれないですね。それだけ放置する飼い主が多いということですよね。放置うんちにはチョーク作戦が有効になってくると1年間の活動でわかってきたのですが、住宅街でのチョーク活動は美化に関しては嫌われてしまうことがあります。
となると、地域に住む飼い主の意識を変えていくしかありませんよね。1人、また1人とうんちを拾う飼い主を増やしていきたいと思います。

第3回目の「今月のマナわん」は雑種犬のひめこちゃんとサランちゃんでした。小倉さん、インタビューのご協力ありがとうございました!
とても素敵なエピソードを聞くことができました。
動物福祉活動「おさんぽマナーパックウォーク」を関西にも周知していけるよう地道に活動を続けていきましょう!