第64回おさんぽマナーパックウォーク

5/13(土)9:00〜
東京都江戸川区葛西臨海公園

葛西臨海公園は東京地区長のホーム。第1回開催から人が集まることが予測できた開催場所でもありました。今回も雨予報が出ている中、開催時間が決定したのが前日の夕方。当日もいつ降り出してもおかしくない予報でしたが、なんと15人12頭で散歩することができました!
途中雨宿りしながら交流したり、みんなで広い海岸沿いを走ったり、写真撮影時にはそこにいらっしゃった飼い主さんとも交流できたり。
有意義な時間を過ごすことができたパックウォーク。

広い公園なのですが、ノーリードにせずにロングリードで遊び、まわりに人や犬がいるとリードを短くするようなマナーのいい飼い主さんが多く、放置うんちもありませんでした。

今回はこの動物福祉活動を始めたきっかけとなった私の愛犬のふくる(黒白雑種)も連れていきましたので、人が怖かった犬がここまで人馴れができるというところも実際に参加者さんたちに見ていただくことができました。

ふくる(黒白雑種)との出逢いはちばわん(保護団体)の譲渡会

生後推定1ヶ月半で自身で水も飲めないような状況で愛護センターに持ち込まれたと思われます。

一緒にいた兄弟犬の1頭はセンターで息を引き取ったそうです。

人の手で生かされたその命

推定3ヶ月頃我が家に来るものの

人への恐怖心は仔犬の社会化を仕事としていた私から見ても大きすぎました。

信頼できる人間は預かり親であるちばわんのスタッフさんと私たち家族のみでした。

そんなふくるも今は9歳

現在のふくるを知る人はこれまでのことを話しても

大袈裟だと思うでしょう。

ふくるが人を個人としてではなく

人という種族そのものを信頼するに値する存在と認識し始めたのは7歳を過ぎてからでした。

そう、まだ2年

ふくるにとって本当の意味で恐怖のない優しい世界は2年前から始まったのです。

その世界は

私がずっと社会化をしてきたのが功を奏したのではなく

地域の方のあたたかい眼差しが作り上げました。

この地に引っ越してきた当時、周りのご近所さんは犬が苦手な方が多く

自宅でお客様のご愛犬を預かりケアをする仕事をしていた私はとてもハードルの高い地域だと思っていました。

自分の犬も3頭いるのに、入れ替わり他の犬をお預かりしていたのですから。

最初は犬屋敷みたいな我が家を地域の方も警戒していたでしょうが

私のしている仕事や活動を理解してくださり

あなたの犬なら怖くないかも…と

近寄ることもできなかった犬に寄り添いはじめてくれました。

ふくるはその方たちのおかげでこの地に来て約3年

人が信じられるようになったんです。

・・・・・・・・・・

ふくるのように殺処分から救われても

生きてくことが大変な犬はたくさんいます。

保護活動が広く認知され

保護犬を迎える人が増えてきた現在

次に始めることは

犬が犬らしく幸せに生きられる環境を

私たち飼い主が作り上げること

そう思って始めた活動です。

1人でも多くの人の目に留まるよう

地道に活動を続けて行こうと思います。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です